日々の泡

悲しみが癒えるのはいつ

天国話の続き。

天国があったらいいな、と私が思ったのは、夫がそう言ったから。
ある時、二人で食事の後片付けをしていたときだったかな、なにを話していてそう言う話になったのかは忘れたけれど、こんな会話をしたことがある。

「私は神様なんていないと思う。だってさ、神様がいるんだったらどうしてお義父さんは亡くなったの?もっとやりたいこともあっただろうに、お義父さんが亡くなる理由なんてないでしょう。ろくでもない人間がたくさんいるのにさ、何にも悪いことをしていない人たちが病気で死んでいくなんて、おかしいよ。どんなに生きてるうちに信仰しても困った時に助けてくれないじゃない。」

「でもさ、天国があったらいいと思わない?そしたらまた会えるじゃない。」

夫は笑って言っていたけど、彼はいまだに悲しいんだなあ、って思った。
お義父さんに、会いたいんだ。

義父は夫が20歳くらいの時に亡くなってる。子どもたちが独り立ちして、さあ、これからは夫婦水入らずで楽しく暮らそう、というときに病気になった。
夫はとても義父にかわいがってもらったそうで、お義父さんが大好きだったみたい。

なのに、夫は義父の話をあまりしない。私が聞けば答えてくれるけれど、自分からあれこれ話すことはない。

それだけ、義父のことが大好きだったんだ。
だから、まだ悲しくて、話ができない。

つらいことや悲しいことがあった時、その渦中にいるときはなかなか人に話ができないでしょう。自分の中でその出来事を受け入れる、または消化できた時に、やっと、どういうことがあったのか、とか、そのときの自分の気持ちなんかを人に話すことができるんじゃないか、と思う。

義母は義父の思い出をいろいろ話してくれる。義父がなくなったことはとても悲しかっただろうけれど、夫が亡くなる、というのと親が亡くなる、というのでは、受け止め方が違うんだろう。これが、平均寿命をはるかに超えて、十分長生きしたなあ、という年齢ならまた違うだろうけど、夫にとってはこれから親孝行をしようとした矢先のことだったから、その悲しみは私なんかが想像つかないくらい大きかったんだろうなと思う。

夫は、今でも悲しんでる。

お義父さんの思い出を、楽しく話してくれるようになるにはまだまだ時間がかかりそうだけれど、いつかはいろいろ話してほしいな、と思う。
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by kahohime | 2007-08-08 11:23 | あれこれ、思うこと
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アロマカウンセラーの日々のつぶやき。毎日の暮らしを楽しみたい。
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